おつです° ω °)CEUです。
今回はこの明らかに有利そうなマッチアップについてお話しするコラム記事になります。
現ラダー環境において、このマッチアップは統計上どのくらいの勝率になると思いますか?
はじめに
普通に考えてこのマッチアップはテンポローグが有利と思えますよね° ω °)
Si7諜報員や死角からの一刺し、南海の船長から飛び出すパッチーズなど、いか様にしてもテンポを奪い取れますし、
6ターン目の性悪の召喚士から出る8コス又は10コスミニオンもヴァイルスパインスレイヤ―で一撃です。
性悪プリ側はダスクブレイカーによって盤面を一掃できる部分に対抗手段があるくらいです。
贔屓目に見てもテンポローグvs.性悪プリーストでさ40:60くらいの有利差がありそうですが、hsreplayの勝率を見ると
レジェンドからランク5帯では
性悪プリーストの対テンポローグにおける勝率は50.5%
レジェンドからランク20帯まででは50.9%となっており
このマッチアップはほぼ五分五分の相性となっております° ω °)
ラザカスの影に潜む性悪
察しの良い兄貴姉貴たちはもう感づいていると思いますが、これはラダーだから生じている勝率なんですよね(°ω°)
プリーストと対戦が決まった場合、ローグ側はラザカスプリーストをみたマリガンをすると思います° ω °)
プリースト相手にはテンポ争いをする必要がないため死角からの一刺しやSI7諜報員などのテンポを取るカードはマリガンで返します。
その代わりに後半戦うためのコバルトスケイルべインやドローソースであるエルフの吟遊楽人をキープするかもしれません('ω')
そうしたマリガンをした場合、性悪プリーストには好都合となります。
ミットレンジ的に攻める性悪プリーストは序盤の盤面を取りやすくなるため、マリガンの差でテンポローグより優位に立つことが出来ています。
対ラザカスと対性悪でのプレイングの違い
また、テンポローグ側はプレイングに関しても、性悪プリーストとラザカスプリーストでは方針が違います。
先攻1ターン目にまだデッキタイプが分からないプリーストがノースシャイアの聖職者を出してきた場合、テンポローグ側はミニオンを回復することにより1ドローされるのを嫌ってファイアフライ1/2などのミニオンを出せないことがあります。
この場合、テンポローグ側は
後攻1ターン目:パス
後攻2ターン目:ヒロパ武器1/2を装備
後攻3ターン目:南海の船長3/3+パッチーズ2/2を召喚→ノースシャイアの聖職者を処理
というような筋書きが丸いと思うのです。
しかしそれに対して性悪プリーストの場合、
先攻1ターン目:ノースシャイアの聖職者
先攻2ターン目:影の超越者2/2
先攻3ターン目:カバールのカギ爪のプリースト3/4
といったように動き盤面を取ってきます。
テンポローグの2ターン目はケレセス侯爵を引けなかった場合、ほぼヒロパ武器を装備することになるでしょう。
そこでテンポの差が生れてしまい、盤面が取られてしまいます。
ローグはテンポを取ったり単体除去をするのは得意ですが、盤面を広げられた場合これを返す手段が限られています。
そのため性悪プリーストに負ける試合がいくつかあるのだと思います。
それでも勝率50%で抑えているテンポローグ
このマリガン差とプレイング方針のズレがあっても、このマッチアップが五分五分に抑えられている要因の一つとして南海の船長と回廊漁り蟲があると思います。
これらのミニオンはラザカス、性悪どちらのタイプのプリーストをみても活躍する見込みがあります。
これをマリガンで残すため、相手が性悪プリーストであった場合でも立ち回れるのではないかと思います。
各ランク帯に置けるラザカスと性悪の割合
ここ1週間のスタンダード環境におけるプリーストのデッキタイプの割合ですが、
レジェンドからランク10まででは
ラザカスプリーストが41.3%に対して
性悪プリーストは43.4%となっています。
このランク帯において、
ラダーで当たる見知らぬプリーストの中身が
ラザカスである確率と
性悪プリである確率は
同程度であるということです。
レジェンドからランク20帯におけるプリーストのデッキタイプの割合は
ラザカスプリ―スト33.8%
性悪プリ―スト48.7%と
その割合はさらに開いてきます。
ランク20からランク10までではラザカスより性悪プリーストの方が数が多い訳です。
低資産で作れる性悪プリーストの方が人気なのかもしれません。
ランク5からランク1にかけては徐々にラザカスプリーストの割合が増えていくような傾向にあります。
ランク1における全てのデッキを総合した割合を見ると、
ランク1では使用されているデッキの18.8%がラザカスプリーストで、
性悪プリーストは5.52%しかいません。
ここの部分のデータを見るに、
ランク1帯でのランクマッチでは、20%弱の確率でラザカスプリーストと当たることになるようです
まとめ
統計上では、ランク5からランク20までのランク帯において、
ラザカスプリーストと性悪プリーストの割合は
五分五分か、もしくは性悪プリーストがラザカスプリーストを上回っています。
これを鑑みるに、テンポローグ側は場合によってはテンポを取るカードをマリガンで残しても良いかもしれません。
しかし逆に考えると、ラザカスプリーストをみたマリガンをしてもテンポローグは性悪プリーストに対して50%の勝率を出せるのなら、方針をブレさせずにマリガンをした方が丸いという考えもあると思います。
ランク1からランク5帯では明らかに性悪プリーストの割合が減り、ラザカスプリーストの割合が増えています。
一つのヒーローに様々なデッキタイプが存在するヒーローにおいては、戦っているランク帯でそのデッキタイプの割合も変わってきます。
このことを知っているかどうかで勝率も多少変わってくるかと思いますので、
Vicious Syndicateやhsreplay.netの統計データをみておくと良いことがあるかもしれませんね*ゝω・)
ちなみにこのお話しは1/8~1/15までのデータを用いたものになります。プリーストのデッキタイプの割合はその後、様々な変化をしていくと思いますのであしからず(°ω°)
では、この辺りで終いにしようかと思います。
お疲れ様でした!° ω °)