貪欲な読書家
自分のターンの終了時に手札が3枚になるまでカードを引く。
アグロデッキに無限のリソースを与えるようにも聞こえる素晴らしい効果です( ˘ω˘ )最初に見た時は胸が躍りましたね
しかし使ってみてみると、プレイングとデッキ構築の面に干渉してくる難しいカードでもありました。
今回は貪欲な読書家のデメリットとメリットについてお話をして行けたらと思います。
1.低マナを多く採用しなくてはいけない
しっかり効果を発動させドローするためには、ハンドを効率よく使っていかなくてはいけないため、自ずと低マナのカードを多く採用することになります。
この面がアグロデッキと相性が良くあるのですが、使っていると3マナですら重く感じます。
アグロハンターから定番である獣の相棒ですら抜けたリストがあるのはこういった点によるものでしょう。
ハンドを効率よく使っていくためには1マナを多く採用した方が安定して消費出来ますし、ハンド事故も起こりにくくなります。
読書家の効果をキレイに発動させるための計算
ここでキレイに読書家の効果を発動させるためのマナ等の計算をしてみます。
先攻5ターン目に貪欲な読書家を置くためには、
先攻5ターン目までに得られる合計のマナ数が15マナで、
先攻5ターン目までにハンドに来るカードが合計8枚なので、
5ターン目に読書家を置いてドローするためには、読書家を抜いた13マナを7枚のカードで全部消費しなくてはなりません。
そうなってくると
3マナが1枚ハンドにあると残り10マナを6枚で
3マナが2枚ハンドにあると残り7マナを6枚のカードで消費しなくてはいけません。
そこそこ制約があるように感じます。
アグロハンターのような盤面のミニオンがダメージ源であるデッキの場合、7,8ターン目には盤面負けしたり、後続の戦力が乏しくなりますので、読書家でドローするのは5,6ターン目が良いのかなと考えています。
5ターン目に読書家を置き、終わりに3ドローし、
6ターン目に引いたミニオンを召喚、
召喚酔いが明けて殴り出すのが7ターン目とすると後続の戦力として機能するのかなと考えています。
まとめますと、後続のミニオンを戦力として機能させるためには読書家を置くターンも大切だ、ということです。
2.多くカードを引こうとしてプレイングが歪む
キレイに3枚に引くにはどうハンドを切ったら良いか話しておいてなんですが、読書家で多くドローしようとしてプレイングがおかしくなることはあると思います。
本来引き込んでリーサルダメージとしたい殺しの命令を切ってまで1枚多いドローを選んだりするプレイングには、再考の余地もあるのではないかと思います。
冷静に考えて2マナ3ドローという効果がオーバーパワーなだけで、2マナ2ドローでも魔力なる知性を横に並べても十分強いカードとして機能してます。
なんなら1/3のボディまでついてくるスゴいヤツです。
後半にカードを引くために読書家を温存することもあるかと思いますが、温存した結果大事な盤面が弱くなっては元も子もないので、盤面に出すこともあります。
ついでに1枚ドロー出来るだけでもちょっと弱いマナ喰らいのパンサーラくらいには役に立ちます。
相手としては残したくないミニオンでもありますので、他のミニオンを守ることに繋がる場合もあります。
目的が沢山ドローすることに変わって目的を見失わないようにしたいです(自戒)
次回に続く...